ハワイ語“Hoʻomaikaʻi”が持つ祈りの力｜感謝を伝える本当の言葉とは？

“Hoʻomaikaʻi”は「ありがとう」ではなく“祈りを贈る言葉”

ハワイ語の“Hoʻomaikaʻi（ホオマイカイ）”は、よく「おめでとう」や「祝福します」と訳されます。
でもその本質は、単なるお祝いの言葉ではありません。

Hoʻomaikaʻiには、「あなたの未来に良きことが訪れますように」という祈りが込められています。
感謝・祝福・善いエネルギー──それらを相手にそっと手渡すような、美しく静かな言葉なのです。

Hoʻomaikaʻi は、直訳すると「良さを増す・良い方向へ導く」という意味があります。
ハワイ語の“Hoʻomaikaʻi”には、相手の人生に光が注がれるよう願う想いが重なっているのです。

そのため、昔のハワイでは誕生、結婚、旅立ち、仕事の成功、収穫など、
人生の節目となる大切な場面で使われてきました。

ただ「祝福」するだけではなく、
“幸せが続いていくように”と祈る姿勢こそがHoʻomaikaʻiの真髄です。

Mahalo（ありがとう）は、今の出来事に対する「感謝」を表す言葉。
一方、 Hoʻomaikaʻi はこれからを生きる相手へ「祈りと祝福」を贈る言葉。

似ているようでいて、向けられる方向が少し違います。

どちらも相手を思う優しい言葉ですが、Hoʻomaikaʻiはより深く静かな“気持ちの贈り物”なのです。

ハワイの儀式やお祝いごとでは、祈りは自然とともに行われます。
海の音、風の流れ、光の変化──それらが祈りの一部として大切にされてきました。

Hoʻomaikaʻi という言葉にも、自然の力が未来を照らすよう願う“自然と調和した祈り”が含まれています。

Leaf Alohaのアートにも、 Hoʻomaikaʻi の精神が静かに息づいています。
柔らかな光、自然の風景、穏やかな色の重なり──どれもが“よい流れが訪れますように”という願いを表現しています。

大切な人へのギフトにアートを選ぶとき、
その絵にはきっと、あなたからの小さな Hoʻomaikaʻi が込められるでしょう。

今日もまた、誰かの未来に優しい光が届きますように。